私がミニマリストになったきっかけ
私がミニマリストになったきっかけは、龍安寺のつくばいだ。
大学2年の春休み、私は京都旅行をした。この旅行で訪れた龍安寺で私のマインドが変わった。

このつくばいには吾唯足知と刻まれている。
これは所謂『足るを知る』というもので、禅の教え『知足』に由来する。
この言葉の意味するところは自分がすでに満ち足りていることを知ることだ。
私は旅行後、自分の部屋を見渡してみた。
すると衝動買いをしたもの、数回着てそれきりの衣服などで部屋が溢れていることに気づいたのだ。
それに気づいてから私は実に1年半かけて断捨離を実行した。
この断捨離を通して自分にとって本当に必要なもの、そして自分のやりたいことを見つけることができた。
捨てたもの8選
全2回にわたって私が断捨離で手放したものを8個紹介する。
その内訳は以下の通りだ。
- タブレット
- 大量の書籍
- ブルーレイ、DVD
- サブスク
- 食器
- スーツケース
- ローテーブル
- 服のバリエーション
前編の今回は赤字の4項目について紹介する。
この4項目は私の趣味の物品や日常使いしていたものたちだ。
順番に見ていこう。
タブレット
私はApple製品が大好きだ。普段使うスマホはiPhone、ノートPCも大学入学時からMacBookだ。
その流れで大学入学後、iPadを購入した。

iPadを購入した理由は2つあった。
- 大学の授業でノートとして使うため
-
私の学科ではほとんどの授業で講義資料がPDFで配布される。
iPadを使うことでこれらのPDFに直接書き込むことができた。
さらに私は理系の学科に所属しており、数式を扱うことも多かった。
その際、数式の解釈や導出方法もPDFに書き込めることが大きなメリットに感じていた。
このおかげでテスト前の復習も捗った。
- パソコンの代わりとして使うため
-
iPadはノートPCよりも軽い。
さらに最近の製品はMacbookと同じチップを積んでいる。
これはパソコンと同様の作業をiPad一つで行えることの裏付けだと認識していた。
iPadをパソコン代わりにすることでよりスタイリッシュな大学生活が送れると信じていた。
しかし実際にiPadを運用していく中で2つのデメリットが浮上した。
タイピングには敵わない
デメリット1つ目は板書をするとき、タイピングや紙に書く方が効率がよいことだ
私はノートPCでタイピングをした方が早いことに気づいた。
確かにiPadで直接講義資料に書き込めることはメリットだ
しかし同じ時間に手書きする文字数とタイピングする文字数とでは天と地ほどの差があると思う。
周りの学生がタブレットに必死に書き込んでいる間にも、私はすでにタイピングを終えている。
これは私が幼少期からパソコンをいじっていたことも多少影響しているかもしれない。
そもそも板書や教授が言ったことを全てメモする必要などない。
自分にとって有益なこと、重要だと思うことを簡潔にまとめればそれで十分だ。
また煩雑な数式やグラフを書くときはどうするのかという声もあるかもしれない。
その場合は紙に書けば良い。そして授業後PDF化することで管理できる。
加えてパソコンですぐ見れる状態にすることで復習も捗る。
こうしてタブレットの強みの1つであるPDFに直接書き込めること。これが私の眼には魅力的に映らなくなったのだ。
パソコンの代わりにならない
デメリット2つ目はタブレットがパソコンの代わりにならないことだ。
私は前述の通り、iPadをパソコンの代替として運用することを考えていた
そのためにBluetoothキーボードやマウスを購入し一時期はそれを使って作業をしていた。確かにレポートなどの文書作成時にはそこそこ使えた。
しかし私の学科ではエクセルやデータ解析のためのソフトを使用することが多い。
しかもそのようなソフトはiPadでは機能が制限されている、もしくはそもそも互換性がないことが多い。
そのためパソコンとiPadを行き来するという状態になってしまった。
さらにこの運用方法のもう1つの弊害として大学に行く時の荷物も増えてしまった。
スマホ、パソコン、弁当箱、水筒に加えてiPadとその周辺機器を持ち運ぶのだ。その重量はゆうに3キロを超えていた。登山に行くわけではないのだ。
この持ち運びや管理の面倒さが私からiPadを遠ざける原因となった。
以上のことからわかるようにタブレットでできることは大抵ノートPCとスマホでカバーできる。
イラストを描く人やパソコンを持っていない人などはiPadを十分に活かすことができるかもしれない。
タブレットを使いたい明確な理由があるのなら、それで幸せになれるだろう。
しかし私のようにすでにパソコンで事足りている人間にとっては、タブレットは無用の長物であった。
大量の小説、漫画
中学生の頃、ライトノベルにハマっていた。リゼロやソードアートオンライン、よう実などコテコテのオタクだった。
高校生になりその興味はミステリー小説に向いた。
特に伊坂幸太郎や京極夏彦の作品に熱中する毎日だった。彼らの作品は全て購入し寝る間も惜しんで読んだ。

大学生になってもその生活は変わらなかった。
さらに高校生の時とは比べ物にならないほど自由な時間と使える金額が増えた
授業がない日は足繁く本屋に通い、次なる作品を買い求めた。
さらに大学生になって漫画も買い漁るようになった。進撃の巨人、東京喰種、推しの子など有名どころを揃えていった。

気づけば私の部屋は本で溢れかえっていた。私にとっての理想郷がそこにはあった。
確かに幸せな時間だったが、いくつか問題点が浮上したきた。
本は嵩張ること
本はすごく嵩張るのだ。
確かに1冊あたりの容積はそれでもない。
しかし私は作家単位、シリーズ単位で購入することが多かった。そのため一度の購入で一気に本棚が埋まっていった。
本が増えると次はそれを収める本棚が必要だ。所狭しと本棚が並ぶ空間の完成だ。
このループにハマった私の部屋はどんどん窮屈なものになっていった。
読み返すのはごく一部
2つ目は読み返す作品は数えるほどしかないことだ。
私の部屋には最盛期で300冊以上本があった。しかし読み返すものはその中の一握り。
これに加えてふと読みたいと思った作品を探し出すのも一苦労だった。
この目当ての作品を探すストレスが日々募っていった。
私は確かに本に囲まれる幸せな日々を送っていた。
さらに人よりも活字への耐性がついたこと、会話の引き出しが多少増えたことなどメリットも数多く存在した。
けれど部屋は狭くなる、加えて読みたい作品も見つけ出せない。
だから全部捨てた。
本に費やした金額を考えると胃が痛い。
しかし読書によって得られた知識、そして培われた集中力は私の一生物の財産だ。
現在私の部屋に本は1冊もない。
それでも時折無性に読みたくなる時がある。そのような事態に備えて、私は以下のような対策を用意している。
- 小説を読みたくなったらどうする?
-
メルカリで購入し読み終わったらすぐに売却
本当に気に入った作品についてはKindle等の電子書籍という形で所有
こうすれば大量の小説で部屋が溢れかえることはない。
- 漫画を読みたくなったらどうする?
-
快活CLUBなどのネットカフェに足を運ぶ
そして気が済むまでネカフェに居座り、漫画を読み漁る。これで十分だ
最近ではビジネス書や自己啓発本も読むようになった。これらはオーディブルを利用して耳から情報を仕入れている。
このほうが場所を選ばないことや、繰り返す聴くことで記憶に定着しやすいと感じる。
ただしオーディブルもサブスクだ。契約し続ける限り使わない期間があったとしても料金が発生する。
なので1ヶ月集中して聴き込んだのち解約、しばらくしたらまた契約し聴き込むことを繰り返している。
このように書籍との付き合い方は変化したが、読書は私の人家の中心をなす行為だ。
しばらくはこのスタイルを続けようと考えている。
Blu-ray、DVD
私は高校時代、アニメのBlu-rayやDVDをたくさんコレクションしていた。
生粋のアニメオタクだったのだ
ファンたるもの円盤は全部揃えないといけないなどと本気で思っていた。

その趣向は大学生になってからもしばらく続いた。
しかしある時ふと気づいたのだ。これらを再生できる環境がないことに。
高校生の時は実家で暮らしていた。60インチほどの大きなテレビがあったためアニメ鑑賞が捗った。
しかし大学生になって一人暮らしを始めて状況が一変した。ディスクを再生できる環境がないのだ。
私の部屋にはテレビもなければ、DVDプレーヤーもなかった。
そのことに気づいてしまった私は目を覚ました。
これを集めて一体何になる。私は急激に冷めていった。
それに今はDVDを買わずともサブスクで見れたり、ネットでレンタルもできる
持っている意味がないなと思った
だから手放すことにした。
幸い私のコレクションの大半が初回限定版や高価なものだったため、メルカリでは飛ぶように売れた。
私の感受性はアニメや小説を通して培われたとの自負がある。
アニオタだった経験はいつまでも私の思い出の中で生き続けることだろう。
サブスク
私は今までいろんなサブスクに手を出してきた。
私が利用したサブスク一覧は以下の通りだ
- Amazonプライム
- Apple Music
- Spotify
- ディズニープラス
- Netflix
- U-NEXT
- オーディブル
これらのサービスを2年ほど乗り換えながら使用していた。
その間、私はあることに気づいた。大体同じような曲、コンテンツしか使っていないのだ。
音楽なら数組のグループの曲だけ、映画ならお気に入りの約10作品
これでは使い放題、聴き放題のメリットを享受できていないと感じた。
またサブスクだといつまで経っても借り物を使っている気分になる。
特に音楽に関しては自分のお気に入りの楽曲を永久に所有したという欲求があった。
全部解約した。
今はなるべくサブスクに依存しないようにしている。
下記は、私の各サービスとの付き合い方だ。
- 音楽
-
音楽を聴くだけならYouTubeで十分だ
本当に好きな楽曲をiTunesなどのサービスで購入する(買い切り)
こうすることで自分の好みの楽曲が半永久的に自分のものとなる
さらにサブスクを使うよりもはるかに経済的だ。
またCDやレコードとは異なり、スマホやパソコンからいつでもアクセス可能だ。
- 動画配信サービス
-
私は観たい作品リストを作っている
そしてそのリスト内の作品数が10を超えたらサブスクを契約するというルールだ。
ただし契約期間は1ヶ月。
この間にリストアップしていた作品を飽きるまで観るのだ。
そして1ヶ月経ったら忘れずに解約。
こうすることで良質な映像コンテンツを消費でき、かつ無駄なお金を払わなくて済む。
- オーディブル
-
個人的に最高の学習ツールだと思っている。耳から良質な知識、教養をインプットできる。
さらに隙間時間に繰り返し聴くことで記憶にも定着しやすくなる。
しかしどうしても使わない期間も発生する。
その対策として動画配信のサブスクと同様に1ヶ月だけ契約しその間全力で聴き込んでいる。こうすることで損なく利用できている。
サブスクで1番怖いのは解約しない限りそのサービスを使わない期間にも料金が発生することだ。
自分がどのサービスを利用しているのか把握しておくだけでもかなりの節約につながるだろう。
まとめ
ここまで私がミニマリストになる過程で手放した8つのモノの内、趣味の物品や日常使いしていたものに絞ってお届けした。
私がこの記事で紹介した手放したものは以下の4つだ
- タブレット
- 書籍
- ブルーレイ、DVD
- サブスク
これらを手放すことで部屋が片付き、余計なお金を使わなくなった。
それによって私は自分の本当にやりたいことに集中できるようになった。
次回は私が手放したもののうち、家具や衣類について紹介する。
それではまた。

