遡ること2024年2月、私は京都に1泊2日の旅行に出かけた。今回の記事は旅の備忘録として全2回の構成でお届けする。
旅の動機
今回の京都旅行の目的は2つあった。
1つは京都に行ったことがなかったこと。
そしてもう1つはは小説の聖地巡礼をすること。
初めての京都
それまで京都とは縁のない人生だった。
中学の夏休みには家族で大阪に行ったが、USJ三昧。
高校の修学旅行は京都の予定だったがコロナで中止。
こんな感じでなかなか京都に足を運べなかった。
しかし大学生になり、扱える金額が若干増えたこと、そして有り余る時間を手に入れたこと。
この2つを活かさない手はなかった。
大学2年の春休み、私は京都旅行を決意した。
四畳半シリーズ
京都旅行を計画する傍ら、私は趣味の読書に勤しんでいた。
とりわけ四畳半シリーズにかなりのめり込んでいた。
四畳半神話大系は、森見登美彦氏の著作で四畳半シリーズの記念すべき1作目だ。
さらに森見氏の作品の表紙には中村佑介氏のイラストが使われている。
中村氏といえば、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)のCDジャケットを手掛けていることでも有名だ。
私もアジカンを愛聴しており、イラストに既視感があったことも、のめり込んだ理由の一つだ。

本作は京都を舞台に大学3回生の主人公が、学生生活をやり直すために並行世界に迷い込むというぶっ飛んだ世界観を有している。
そして作中で何度も登場するスポットがある。
それは鴨川デルタだ。
鴨川デルタは賀茂川と高野川の合流地点(三角州)である。
京都在住の方は気にも留めないような場所かもしれない。
しかし私は無性に鴨川デルタに惹かれてしまったのだ。
私は鴨川デルタに降り立つこと、これを旅の最大目標とした。
旅の行程
今回の旅行は1泊2日の一人旅だ。
1日目:東京駅→京都駅→清水寺→八坂神社→鴨川デルタ→下鴨神社→宿
2日目:宿→銀閣→金閣→京都御所→二条城→京都駅→東京駅
EXダイナミックパックを利用してお得な一人旅を
今回の旅行ではJR東海のEXダイナミックパックを利用した。
EXダイナミックパック↓
このパックは往復の新幹線と宿がセットになった商品だ。
京都旅行をする場合、
例として東京ー京都間の往復新幹線代は26,640円(自由席, 2025年11月時点)、これに加えて宿代がかかる。
これに対してEXダイナミックパックを利用すると、時期によっては2万円台前半で往復新幹線と宿を利用できる。
私の場合は京都駅徒歩4分の宿を選んだこともあり27,500円掛かったが、お得だったことには変わりない。
しかしこの選択が、のちに私を苦しめることになる。
1日目
新幹線乗車
2024年2月20日朝、私は東京駅にいた。
私の絶起は日常茶飯事である。
1限を平気で切る怠惰な学生である。
しかし旅行となれば話は変わってくる。
8時に起床することなど造作もないことだ。

往復の新幹線は指定席だったため、比較的ゆったりと乗車前の時間をホームで過ごせた。
9時21分、のぞみ 215号(写真右)に乗車。さらば東京

道中車窓越しに富士山とご対面。この半年後、富士登山するとは知る由もない。
京都着
11時31分、定刻通り京都に到着。

今回の旅行では京都駅の北側のエリアを回った。
計画段階で2月は桜も紅葉もないし、そんなに混雑していないだろうと考えていた。
甘かった。
自分が考えているようなことは、たいてい他人も考えているのが世の常だ。
他人を出し抜こうなど考えるだけ無駄なのだ。
京都は観光客で溢れかえっていた。これが世に言うオーバーツーリズムなのか。
ともあれ大まかな旅程は決めてある。
私は一途清水寺へ歩を進めた。
清水寺
13時過ぎ最初の目的地清水寺に到着。

↓清水寺ホームページ↓
本堂は人で溢れかえっていたから奥の院方面に避難。
奥の院付近では写真でよく見る清水の舞台を望める。
これが1200年以上前に建立されたなんて信じられない。
余談だが、江戸時代には実に200人以上が清水の舞台から飛び降りたという。
しかもそのうちの85%が生還したことで、件のことわざが成立したらしい。
この飛び降り信仰が禁止されるのは明治になってからである。
現実を好転させる手段が、飛び降りることしか無かったとでもいうのだろうか。
令和の時代に生きる私たちは絶対に真似しないようにしよう。
八坂神社へ
清水寺の拝観を終え次なる目的地、八坂神社へ。

清水寺から八坂神社までは徒歩20分くらい。
祇園というワードは知っていたが、想像以上だった。
道幅は狭いが、左右にいかにも京都らしい風情の建物が立ち並んでいた。
まさに私が思い描いていた京都そのもの!
産寧坂、二年坂、ねねの道をアイスを片手に散策。
そうこうしているうちに八坂神社に到着だ。

↓八坂神社ホームページ↓
これまでの人生で1番綺麗な赤色だった。
鴨川デルタ & 下鴨神社
八坂神社を離れて北上する。
次なる目的地は鴨川デルタ。
この旅の動機の1つとなったスポットだ。
大学構内を通り抜けて、最短距離で目的地へ。

ついに鴨川デルタに到着。
賀茂川と高野川が合流し鴨川になる地点だ。(ややこしい)
2月ということもあってか、花火をしている学生もいなければ、大量の蛾もいない。
打ち上げ花火や爆竹は京都府鴨川条例により禁止されているhttps://www.pref.kyoto.jp/kamogawa/1216796434605.html

それでも私が数ヶ月追い求めた景色がそこにはあった。
ちなみに8月になると、ここから五山送り火がよく見えるらしい。
河川敷で一休みしたら、鴨川デルタの奥地へ進軍。

そこにあったのは糺の森。敷地内の下鴨神社と共に世界文化遺産に登録されている。
↓糺の森財団ホームページ↓

Googleで糺の森を検索すると、怖いだの心霊スポットだのが候補に上がるが、あながち間違っていない。
2月なのに鬱蒼としていて、パワースポットと呼ばれるのにも納得した。
少し歩くと下鴨神社に到着。世界文化遺産だ。

↓下鴨神社ホームページ↓
ここでは定期的にフリーマーケットが開催されるらしい。(四畳半でもあった)
次に京都に行くことがあったらその日を狙うことにする。
京都駅へ
下鴨神社での参拝後、宿に向かった。
宿までの約6km、私は歩くことを選択した。
なぜなら当時の私は金欠に喘いでいたからだ。
いくら新幹線とホテルがセットで割引されると言っても、夜行バス+ネカフェのコンボには到底及ばない。
旅先での公共交通機関への出費を渋ってしまうほどの苦学生なのだ。
私は見栄を張った代償として、1時間半に及ぶ苦行を余儀なくされたのだ。
幸いルート上に京都市街地があったので退屈とは無縁のひとときであった。
時刻は18時過ぎ、ようやく京都駅にたどり着いた。

疲れ果てた私を京都タワーは優しく迎え入れてくれた。
やはり人間誰しも帰る場所が必要である。
夕食の天下一品こってりMAXを貪り、本日のお宿へ。
おやすみなさい
宿泊したのはレフ京都八条口 by ベッセルホテルズ。
↓レフ京都八条口 by ベッセルホテルズ↓
京都駅八条口から徒歩4分の好立地だ。
旅行の楽しみの1つでもあるローカル番組漁りを終え、早めの就寝。
大枚を叩いた甲斐もあり、速やかに夢の世界に落ちていく。
2日目は雨天の行軍となる。
まとめ
- 初めての京都を堪能
- 四畳半シリーズの聖地巡礼成功
- お得に旅をするなら新幹線と宿のセット商品がお得
- 金欠大学生なら夜行バスとネカフェが無難
京都旅行記1日目如何だっただろうか。
この旅行は執筆時点で1年10ヶ月前のことである。
当時の写真を頼りに記憶を手繰り寄せながら書いた。
しかしこれが意外と覚えているもので、写真を一目見るだけで当時の情景が鮮明に思い出される。
このブログはある種備忘録的な立ち位置だ。
今後もこのような形式で更新していく。
次回は京都旅行2日目をお届けする。
それではまた。
写真:絶起(iPhone 15で撮影)
執筆:絶起
2日目(後編)はこちら↓


